羽根 直樹 先生のアドバイス コーナー 43
- 2026.03.15
- 羽根直樹先生のアドバイスコーナー
こんにちは、羽根直樹です。
娘の羽根彩夏が、NHK囲碁フォーカス(日曜日12:00~)の聞き手を務めさせていただくことになりました。
解説は林漢傑八段で、4月からの放送となります。
期待に応えられるかは分かりませんが、全力で取り組むと思いますので、よろしくお願いいたします。
今回の解説は、例会での対局(互先)です。
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<1>
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白1に黒aと攻めましたが、白△が無い状況で打たれている打ち方です。
少し混同してしまったかもしれません。
「白△と白1を分断したい」という思いだけで打ち進めたい局面ですので、黒2が良い打ち方となります。
白3に黒4と進み、白bと上辺を守るような展開が予想出来ます。
白に不安な石が多くありますので、黒としてはゆっくりと攻めれば良い状況です。
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黒1には白aが冷静な対応でしたが、白2とは難しい手を考えましたね。
この手を見たら、「白bからのダメヅマリを狙ってきたな」と感じ取りたいところです。
そのうえで黒3と頑張るのは有力でした。
断点は多いですが、「すぐに危険はない」と読めている場合の一手です。
<3>
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黒1は反撃を狙った感じかと思いますが、白2が良い対応でした。
黒3でaの切りは、白4に黒5とつなぐとシチョウに取られてしまいます。
黒3には白4・6が成立し、白の成功です。
狙われている場所とは反対から黒1・3と打ちましたので、黒△の補強が遅れてしまいました。
<4>
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( 2の左に黒石有り)
「失敗した」と感じている局面だと思いますが、黒△をどのように考えるかが重要です。
黒1に白2となった形を想定すると、黒△は白を切断している石ではありません。
白の厚みにくっついている状況と判断をして、黒△は捨ててしまいましょう。
黒1から3などと、手抜きをして広い方向に向かうのが良い考え方となります。
失敗した時は、先手を取ることで損を最小限にすることが出来ます。
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白1から7まで、お互いに良い考え方で打てています。
黒△を気にしながらも、「場合によっては捨てても良い」「小さくは取りにいかない」という感じが伝わってきます。
<6>
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白△の守りに対し、黒1と脱出したのは良い感じです。
ここで白2から6という強手が飛んできましたね。
複雑なことになりそうですが、黒としても対応が難しい場面です。
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(6の場所に黒石有り)
黒は最善を逃してしまいましたが、黒1・3も手筋で、黒7までうまく脱出しました。
白8も落ち着いた好手です。
ここで黒としては、「aとbどちらを防ぐか」という悩ましい選択です。
<8>
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(黒△の上に白石有り)
黒△には、白1が「分断と連絡」を兼ねた絶好の一手となりました。
上辺の白がしっかりしたことで左上の黒が不安定になり、中央の黒もまだ生きたわけではありません。
黒△では黒1とつないで、お互いに不安定という状況を作りたかったですね。
実戦は黒だけに不安がある形となったことで、このまま白が押し切って勝ちとなりました。
黒は右辺での失敗がすべてでしたので、やはり競り合いでの石の方向は重要ですね。
白は少し打ち過ぎてしまう傾向にはありそうですが、積極的で楽しめているとも言えますので、「失敗した時には少し修正する」くらいで良いかと思います。
以上
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